日: 2008年8月6日

プロの認めるハイスペックCMS『TYPO3』

http://typo3.org/

TYPO3は、色々なエンタープライズCMSをみてきたプロにファンが多いように思います。

これが、タダでいいの!?っていうくらい、しっかり設計された、さすがプロダクトのドイツ、と唸らされるハイスペックなCMSです。プロが好む、というと聞こえがいいのですが、要は、色々カスタマイズしたりできる分、よく分かってないと、すごく扱いづらい、ということでもあります(^^;

TYPO3を使って、大規模サイトを作ったところ、リリースまで、何年も掛かった、と言う話がまことしやかにささやかれています;

かく言う私も、ちょっと敬遠。サーバーにインストールして触ってみたけど、自分が何とかついていけても、クライアントに操作を説明、理解してもらうのが直感的に難しそう・・・

ということで、いつか、ガツンと使ってみたいCMSでもありますね。

承認フローもしっかりしているリッチなオープンソースCMS『EZPUBLISH』

http://ez.no/jp/ezpublish

MODXもそうですが、オープンソースでも、エンタープライズな超高機能なCMSが増えてきています。

EZPUBLISHは、PHPベースで、内部構造の設計に優れ、大規模サイトの運用にも充分使える大変高機能なCMSです。
海外の有名サイトでも採用されていたり、その扱いやすさには定評があることから、最近日本国内でも注目を浴び始めてきました。同じように優れたCMSにTYPO3がありますが、TYPO3はできないことがない!と言われるくらい拡張性に優れている分、サイト設計のシステム要件や詳細な仕様設計が出来ていないと、カスタマイズするうちにわけがわからなくなった、とか、どこで何が出来るのか意味不明・・・ということも起こりがち;

簡単にしっかりサイトを作りたい、制作ベースで作りたい、と言うときには、MODX、EZPUBLISHなどがいいな、と思います。

CMSは色々ありますが、私は基本、テーブルやパーツレイアウトベースのものはあまり使いません。テンプレートがSMARTYなどで自由にレイアウトをデザインできるもの、カスタムフィールドを構成できるものを利用します。

と言うのは、CMSを選定してしまったものの、簡単に扱えるよ、という触れ込みのCMSにありがちなのが、後から、レイアウトの制限を受けてしまって、そのカスタマイズに予算を大きく取られたり、クライアントの運用できるスキルによって、フィールドの持ち方にバリエーションが必要になることが多いからです。

お気に入りは、MODXですが、これは、単体では少々承認機能が弱いのです。大規模なサイトを作るなら、複数階層の承認機能は結構必要になります。外部のシステムやモジュールなどと組み合わせるという手もあるでしょうが、やっぱり、単体で解決できるCMSは便利ですね。

などともじゃもじゃと考えながら、エントリーしています。

【追記】
※EZPUBLISHは、その後、バージョンがあがって、なんだか、WEBサーバーに色々な要件を要求される・・・ハイエンドCMSとしては、専用サーバでそれ向けにチューニングされて、という想定で、それでいいのかもしれないけど、これじゃあ、導入前のテストもつらいな~。
それに、いまだにサイトが英語ベース。インストール初め技術情報が少なすぎて、これもつらい。

AJAXベースでSEOへの親和性も高いCMS『MODX』

http://www.modxcms.com/

エンタープライズ版のCMSにも負けない高機能のCMSです。
htmlテンプレートやパーツの開発とデータ制作を切り分けて制作できること、豊富なモジュールを開発できること、使いやすいインターフェイスであることなどから、最近注目されています。
2007年CMSアワード受賞。

デザイン系のWEB制作者であっても構造やUIが分かりやすく、開発しやすいCMSです。