WORDPRESS MUで、各ブログの新着エントリーをカテゴリーごとに数件ずつ表示するMUプラグインver.2.0

[ENGLISH ]

速攻で失礼しますが、bton_recent_postsをバージョンアップします。

WORDPRESS MUで、マルチブログの各ブログについて(同じMU・DBで運用しているブログについて)、

  • 各サブブログから、
  • 指定したカテゴリーに属するエントリーで、
  • 公開されており、かつ、
  • エントリーの種類が「投稿=post」
  • エントリー後▲日以内の記事を
  • それぞれ○○件、最大●●件
  • アバター表示、コメント数と投稿者の表示対応(オプションマスクでそれぞれ表示・非表示を設定できる
  • XHTMLバリデート(※これについては特に書いていませんが、VER.1も同じです)

抽出して、表示させるMU-プラグイン。

こちらはver.2となっており、パラメータで色々設定できるのに対して、ver.1では、もう少しシンプルな設定です。完全にまとめてもいいのですが、カスタムフィールドなど他の要素を加えるときにマージできない場合があるかもしれないのと、そんなに複雑なものよりもう少しシンプルなほうがいい、という人もいると思いますので、両方のバージョン系列を分けました。

【概要】

サブブログ内のスパム・削除フラグなどが掛かっていない公開エントリーをメインブログのトップページなどに指定数だけ表示させる。

例えば、各サブブログにそれぞれNEWSカテゴリーがあり、NEWSカテゴリーの投稿を、サブブログごとに3件、3つのブログから合計9件、メインブログのトップページに表示させたい、といったときに使用する。

エントリーの抽出はカテゴリー単位で行うので、ブロック単位で、ニュースから2件ずつ、テーマから2件ずつ、という指定が可能。

bton_recent_posts()内のそれぞれの変数が表示の指定パラメータとなっている。(※ver.1より設定項目が増えていますのでご注意ください。)

bton_recent_posts($how_many, $how_long, $cate, $limit, $titleOnly, $optmask, $exc_size,$begin_wrap, $end_wrap)

  1. $how_many: 全体でいくつのエントリーを表示させるか
  2. $how_long: ▲日以内の投稿
  3. $cate: 抽出するカテゴリーのID
  4. $limit: 各ブログから抽出するそれぞれのエントリーの数
  5. $titleOnly: trueならタイトル、投稿日、出典ブログ名、内容の一部抜粋なども表示する /falseなら、タイトルとエントリーへのリンクのみ表示
  6. $optmask: 各項目の表示・非表示を設定する(デフォルト: 255)
     DISPLAY OPTIONS BITMASK
     1;  // gravatar(アバターアイコン)
     2;  // date(日付)
     4;  // author name(投稿者名)
     8;  // comment count(コメント数)
     16; // blog name (出典ブログ名)
     32; // post name (投稿のタイトル)
     64; // post excerpt(本文からの抽出文)
     128; // excerpt capitalization(英文で、抽出文の最初の数文字を大文字で表示する場合)
  7. $exc_size: size of excerpt in words (デフォルト: 30)
  8. $begin_wrap: リストを挟むHTMLタグ(開始タグ)
  9. $end_wrap: リストを挟むHTMLタグ(終了タグ)

表示の指定は、表示させたいテンプレート内(例えば、page.phpやindex.phpなど)で

<ul><?php bton_recent_posts(); ?></ul>

というように記述する。
それぞれの表示項目に対するオプションは、L76の対応する変数の値を編集する。

もし、このプラグインを使用して、条件の違うエントリー抽出を複数行いたい場合は、L75の「//」を削除してアクティブにし、L76行頭に「//」を追加して行をコメントアウトする。
そして、パラメータの指定は、<ul><?php bton_recent_posts(ここに順番に記述); ?></ul>内で指定すると良い。パターンを変えていくつも表示させられる。(例えば、トップページの左ナビでは、カテゴリーID5のニュースばかりを各ブログから3件ずつ表示させ、右のサイドバーには、カテゴリーID2のテーマのエントリーを1件ずつ表示させる、ということも可能。)共通のパラメータは、L75からL76にコピーして残せば、それについては、都度設定しなくとも良くなる。※パラメータ値の記述順番を間違わないように注意してください。

複数のカテゴリーを表示するときの参考コード例として、下記のようにカテゴリーIDを変えて、コードを呼び出せば、別のブロック位置であってもそれぞれエントリーが表示されるので、ポータル的な表示が可能。プラグインのカスタマイズで、色々とバリエーションが作れる。

プラグインのソース内では、
function bton_recent_posts($how_many, $how_long, $cate, $limit, $titleOnly=false, $optmask=255, $exc_size=30, $begin_wrap='<li class=”pageposts_list”>’, $end_wrap='</li>’) {

「タイトル以外の項目も表示、表示オプションの指定、抽出本文は30字、リストタグでまとめる」はプラグイン内で共通設定する。
<ul><?php bton_recent_posts(8, 30, 5, 2); ?></ul>//全部で8件、30日以内のエントリーをカテゴリー5から2件ずつ表示。
<ul><?php bton_recent_posts(4, 30, 1, 1); ?></ul>>//全部で4件、30日以内のエントリーをカテゴリー1から1件ずつ表示。
この2つを個別にテンプレートファイルに記述。

【使い方】
ソースをダウンロード・解凍し、FTPで、/wp_content/mu-plugin/ディレクトリにアップロード。(※mu-pluginディレクトリのプラグインは、管理画面のプラグインメニューで使用設定をしなくても、アップロードするだけで反映される。原則としてver.1と一緒には使えません。)

->>[ソースのダウンロード](bton_recent_posts_2.0.zip:4KB)

動作確認は一応していますが、ノーサポートです。もしものトラブル責任も負いません。ご自身のリスクの範囲内で自己責任で使用してください。