日: 2009年8月10日

B豚的いろいろな標準・・・

世間は、お盆休みやね。

B豚は、オフィスにおるますけど。

ここんところ、新しい調べ物が必要になるようなこともなかったし、休み中にガッツリネタいくのも、なんかダルい気がしたのだけど、なんとなくブログ更新したい気分だったので、ネット関連のいろいろなツールとかを、勝手にB豚的2009年のWEB標準として認定してみようと思う。
B豚のワタクシ的標準ですので、評価項目や指標は、一般的なものとは違うかも。ノンクレームで、ご了承くださ~い;;;

ではでは、オープンソースメインで、ダラっと書きますワ~。

ECサイト向けCMSの標準

EC-CUBE
日本大阪発のECサイト向けCMS。いろいろ不足してるところとかバグとかも多かったんだけど、ここ最近で、大きなバグなんかは、だいたい解消できてきてるし、ECサイトを運用する上で必要な色んな管理機能が統合されているのが◎。例えば、管理画面から、注文管理で、帳票の印刷ができたり、受注ステータスの管理ができる他、メルマガ配信とその履歴管理や、キャンペーンページも作れる。
機能は、メジャーなASPサービスに引けを取らないと思う。
ただ、ランキング表示やオススメ機能、プレゼント包装のオプション、送料など、ECサイトで意外と必要になる機能は、デフォルトでは、含まれないので、多かれ少なかれカスタマイズが必要になる。
ので、利用は、PHPでカスタマイズできる開発者か開発外注できる予算のある企業にはオススメ。そうでない場合、使い始めてから、痒いところに手が届かなくて、ソース弄繰り回して(←見事にハマったB豚の経験。)逆にストレスが溜まるので、ASPの利用をお勧めしたい(^^;フロントエンドのインターフェイスは、こういうECサイトの一般的な構造(一覧でカテゴリー内の商品がずらっとリストで表示されて、詳細ページにリンクする形)だが、smartyのテンプレートエンジンを採用しているので、開発はしやすいと思う。
その他の大きなポイントとしては、携帯向けサイトも同じ管理画面で統合して受注管理できるのが◎、国内開発なので、日本語に強い◎、反面、外国語を利用してグローバル展開できない×、共有SSLが使えるとか言いつつ、実際は使えない×、データベースの対応標準がpostgresSQLなので、mySQLだと表示速度とかいろいろ問題が出てくることがある×けど、メジャーなDBをどちらも対応できてるって意味では◎主要なバグ取りが終わって、新しい開発フェーズに進みそうな予感。今後は、EC向け国内CMSの標準になっていくかも。
今後に、期待大。

一般サイト向けCMSの標準

MODx
CMS AWARDS 2007 受賞の一般サイト向けCMS。

PHPベースで、データベースは、mySQLを採用。

いろいろと出ているオープンソースCMSの中では、インターフェイスも設計思想も、かなり、エンタープライズ版(1000万とかするような企業向けパッケージ)のCMSに近いと思う。
管理機能は、直感的にわかりやすく、HTMLベースの制作画面を当てはめていけるので、制作サイドでも、開発もしやすい。

テンプレートも、出力テンプレートと入力テンプレートを個別に扱えるため、運用面でもメリットが大きい。MODxでの開発に向くのは、カテゴリー階層を持っているような、企業サイトや製品メーカーなどのサイトかな。ドキュメントの管理が、ツリー型なので、どのコンテンツが、どの親カテゴリーに属するのか、直感的。学校サイトでのシラバス公開なんかにも向くかも。
反対に、あまり向かないのが、ニュースやブログみたいな、同じ種類のエントリーを繰り返して投稿して、どんどんコンテンツが増えていくようなサイト。既に投稿したカテゴリー内のエントリーは、そうそう編集しない、というのであれば、特に気にならないが、ツリー構造だから、コンテンツが、ものごっつい増えていくと、そのコンテンツを探すのが大変だったりするかも。あと、残念に思うのが、ここまで高機能で使いやすいCMSなのに、コンテンツの承認フローが実装されていないこと。これが、イタい!企業で使う場合、やっぱり階層的にコンテンツ承認を送る機能は必要だと思う。MTとかWPなどのブログツールとかXOOPSなどと比較・競合するなら、全然OKレベルかも、だけど、エンタープライズ版CMSとでも充分渡り合っていけるCMSだと思うだけに、あと、この承認フローが、プラグインでもいいので、あれば、なぁ、、、というのが、ワタクシ的な致命傷。。。

ともあれ、テンプレート開発の自由度の高さ、扱いやすいインターフェイス、どこをとっても、このCMSは、今後益々注目されると思う。私は、かなり好きやね、MODx。感じから言うと、ドキュメンタム社のWEB publisherとかに似ているかな?

SNS向けCMSの標準

openPNE
いまさらSNSでもないかな?とか言いつつも、ひそかに学校や企業でクローズなSNSは、重宝される。
SNSは、テーマごとに、情報がツリー構造で保存されていくので、ノウハウ集やプロジェクトの情報共有、クライアントとのやりとり履歴保存なんかには、もってこい。
多くの企業では、今や、メールがすごい量飛び交ってくるので、その整理とか履歴探しだけで、うんざりすることも少なくない。
そういうときに、SNSを利用すれば、履歴や議事録の共有によって、大事な情報は埋もれないで、再利用できる。openPNEは、数あるSNSソフトの中でも、そのインターフェイスの親和性に定評がある。mixiと大体同じフロントインターフェイスなので、mixiを使ったことがあるユーザーなら、難しく考えなくてもすんなりと利用できる。その上、導入も、本当に簡単。
開発会社らしく、各種開発ドキュメントも比較的整備されており(EC-CUBEにも見習って欲しい;;;)カスタマイズが必要な際にも、重宝しそうだ。携帯投稿にも対応してるし、順調にバージョンアップしている点も評価できる!最近では、他のブログツール(wordpressなど)とも連携できたりするらしい。

ブログの標準

WORDPRESS
一昔前は、ブログの標準は、MovableTypeだった。MTが出始めた頃、私も張り切って利用して、こりゃすごいツールだできたな、と感動したもんだ。
ところがMTが有償になって、代わりにWP、どんどん開発が進んで、いまや、世界標準は、完全にWPとなってしまった。当初は、もの足りなかった色々な機能も、有志の開発者によって、どんどん公開されている。必然的に情報も多い。
MTは、独自タグによって、タグさえ覚えれば、開発しやすい構造になっているものの、これだけオープンソースのソフトウエアが出てくると、PHP+データベースっていうのが、開発の常道になってきていて、そういう意味でも、開発業界の標準スキルで対応できる、PHPベースのWPは、重宝するようになるわけやね。日本では、最近になってやっとWPがブログ標準化し始めた感があって、情報も分散しがちだが、海外サイトでは、本当に多くのプラグインやカスタマイズ情報が公開されているから、今後は、そういう情報が、国内にもどんどん流れてくると思う。
PHPとDBスキルは、WEB開発者のマストスキルになってきているようだね。

WYSIWIGエディタの標準

tinyMCE
ちょっと、サイト、英語やけども。ぐぐってみれば、日本語化ネタも結構見つかるので、参考にされたし。
WYSIWIGってのは、ワードとかエクセルみたいに、フォーム内で文字装飾できるようにする、JavaScriptのインターフェイスね。ブログツールとかCMSツールの入力フォームのところに、導入して、HTMLタグが書けない人でも、入力をしやすくするもの。いくつかメジャーどころがあって、導入したい元のツールによって、相性とかもあるので、どれがいいかって一概には言えないけど。tinyMCEは、MTなんかでプラグイン化されている他、いろんなCMSでもプラグインとして標準搭載されていたり、人気がある、使いやすいツール。
B豚は、EC-CUBEの商品情報入力欄なんかに追加して入れてマス。
最近のツールは、この手のエディタ機能がデフォルトで入っているものも多いから、それほど個別の需要はなくなってきてるかもしれない。まあ、でも、この手は、必要なときには必要なわけだ;

 

さて。このエントリーは、また、追記します。とりあえず、ここまで。