月: 2009年2月

WORDPRESS MUで、各ブログの新着エントリーをカテゴリーごとに数件ずつ表示するMUプラグイン

[ENGLISH ]

WORDPRESS MUで、マルチブログの各ブログについて(同じMU・DBで運用しているブログについて)、

  • 各サブブログから、
  • 指定したカテゴリーに属するエントリーで、
  • 公開されており、かつ、
  • エントリーの種類が「投稿=post」
  • エントリー後▲日以内の記事を
  • それぞれ○○件、最大●●件

抽出して、表示させるMU-プラグイン。

【概要】

サブブログ内のスパム・削除フラグなどが掛かっていない公開エントリーをメインブログのトップページなどに指定数だけ表示させる。

例えば、各サブブログにそれぞれNEWSカテゴリーがあり、NEWSカテゴリーの投稿を、サブブログごとに3件、3つのブログから合計9件、メインブログのトップページに表示させたい、といったときに使用する。

エントリーの抽出はカテゴリー単位で行うので、ブロック単位で、ニュースから2件ずつ、テーマから2件ずつ、という指定が可能。

bton_recent_posts()内のそれぞれの変数が表示の指定パラメータとなっている。

 bton_recent_posts($how_many, $how_long, $cate, $limit, $titleOnly, $begin_wrap, $end_wrap)

  1. $how_many: 全体でいくつのエントリーを表示させるか
  2. $how_long: ▲日以内の投稿
  3. $cate: 抽出するカテゴリーのID
  4. $limit: 各ブログから抽出するそれぞれのエントリーの数
  5. $titleOnly: trueならタイトル、投稿日、出典ブログ名、内容の一部抜粋なども表示する /falseなら、タイトルとエントリーへのリンクのみ表示
  6. $begin_wrap: リストを挟むHTMLタグ(開始タグ)
  7. $end_wrap: リストを挟むHTMLタグ(終了タグ)

表示の指定は、表示させたいテンプレート内(例えば、page.phpやindex.phpなど)で

<ul><?php bton_recent_posts(8, 30, 5, 2, true, ‘<li class=”pageposts_list”>’, ‘</li>’); ?></ul>

というように記述する。
この例では、全体で8つのエントリー、30日以内に投稿されたもので、かつ、カテゴリーIDが5のものを各2件、エントリーのタイトルだけではなく、出典ブログ名や投稿日時、投稿内容の一部も、<ul><li class=”pageposts_list”></li></ul>タグを使って表示させる、という指定になる。

複数のカテゴリーを表示するときは、下記のようにカテゴリーIDを変えて、コードを呼び出せば、別のブロック位置であってもそれぞれエントリーが表示されるので、ポータル的な表示が可能。プラグインのカスタマイズで、色々とバリエーションが作れる。

<ul><?php bton_recent_posts(8, 30, 5, 2, true, ‘<li class=”pageposts_list”>’, ‘</li>’); ?></ul>
<ul><?php bton_recent_posts(8, 30, 1, 2, true, ‘<li class=”pageposts_list”>’, ‘</li>’); ?></ul>

【使い方ソースをダウンロードし、FTPで、/wp_content/mu-plugin/ディレクトリにアップロード。(※mu-pluginディレクトリのプラグインは、管理画面のプラグインメニューで使用設定をしなくても、アップロードするだけで反映される。)

->>[ソースのダウンロード](bton_recent_posts_1.0.zip:2KB)

動作確認は一応していますが、ノーサポートです。もしものトラブル責任も負いません。ご自身のリスクの範囲内で自己責任で使用してください。

*コメント*0221/次のバージョンとの整合性を取るため、ちょっと変数名を変更しました。動作には変更ありません。 VER.2をリリースしました。

【EC-CUBE】mySQLからpostgreSQLへデータを移行する

パフォーマンス改善のため、MSQLからPSQLへのデータベース移行を行う。

移行前 mySQL5.2 → 移行後 postgreSQL8.3 (※VER末番省略)

PSQLの8.3系はパフォーマンスは高いが、SQLの互換性で色々と問題が出ることもあるようなので、モジュールなどを使用する際は、注意すること。

移行の場合は、一旦同サーバ内に、サブドメインなどで別環境を作っておき、そちらでインストールしてから本番環境からDBを切り替えるのが望ましい。

【主な手順】

  1. MYSQLのDBからphpMyAdminで、テーブルごとにCSVデータを書き出す。
  2. (一応同じサーバ内に別環境をつくり)EC-CUBEをポスグレ使用でインストール
  3. postgreSQL(以下PSQL)のDBのテーブル内のデータを全て空にする
  4. テーブルごとに、先にMSQLからダウンロードしていたCSVデータをインポート(※携帯用コメントとショップ用コメントをカスタマイズ追加しているから、この際にPSQLのdtb_productsにcomment7とshop_comment1カラムを追加しておく。)
  5. ビューを調整。
    ・vw_product_class
    ・vw_products_allclass
    ・vw_products_allclass_detail
    ・vw_products_nonclass
    の4つのビューに、カスタマイズで追加していたコメントカラム(comment7、shop_comment1 ※ショップカラムは、表示しないので、allクラスとnonclassだけでもいいと思う)をそれぞれ追加して生成しなおす

では詳しい手順。

その1)

phpMyAdminを開いて、左のサイドメニューからテーブルを1つずつ選択。エクスポートタブメニューをクリックし、テーブルのエクスポートメニューで、

エクスポート:「MS Excel用CSVデータ」を選択。
Excelオプション:NULL/最初の1行目にフィールド名を追加する(チェックあり)/Excelの種類(Windows)
ファイルで保存する(チェック)/圧縮(無し)/エンコード(non)

で実行。

supremecenter53com-_-papalabs_ageha-_-dtb_baseinfo-_-phpmyadmin-264-pl2

エンコードの変換有無は、移行する相互のDBの文字エンコードが違う場合、文字化けを防ぐために必要になるが、書き出してからテキストエディタなどで様子を見ながら変換したほうが安心な気がする。

結構な数のテーブルがあるので、PSQLにインポートの際間違えないようにファイル名に気をつけながら順番に繰り返す。

その2)

PSQLでEC-CUBEインストール用のDBを1つ新規作成し、そこへ、もとのMSQLのEC-CUBEと同じバージョンのEC-CUBEを新規インストールする。

以前のものと同じバージョンにあわせるのは、DBの安全移行のため。ただしテーブル構造などが変わっていないバージョンの変更であれば、新しいEC-CUBEでもかまわない。
別のEC-CUBEを使う場合は、DBだけでなくファイルの移行も色々気をつけないといけないから正直めんどい;問題も切り分けにくいのでまずは、普通に移行だけ先に行ったほうがいいように思う。

その3)

ここで一旦新しいEC-CUBEの基本動作確認がベター。サーバー側の別のエラーが出ている場合は修正しておくこと。問題なければ、PSQLの各テーブルのデータを一旦空にする。

phpPgAdminを開いて、左メニューから、スキーマ→public→テーブルをクリックして選択。テーブルの一覧がでるので、ページ下の方の「複数行の操作」メニューから、「すべて選択する」—>「空にする」を選んで実行ボタンをクリック。

phppgadminjpg

これで、テーブルの構造は残るが値は消えた。

その4)

dtb_baseinfoを選択して、上のタブメニューからインポートを選ぶ。

フォーマット(CSV)/NULL文字を許可する(\n、NULL、殻の文字列・項目いずれもチェック)

先に保存していたMSQLのdtb_baseinfoのテーブルデータを選択して、インポートボタンをクリック。

phppgadmin2

これを、最後のテーブルまで繰り返す。

途中、インポートエラーが出たらメッセージごとにもとのMSQLデータを調整するなどして対応。カスタマイズして増やしたカラムに相当するカラムがPSQLのテーブルにない場合、エラーが出るので、その際は、該当するカラムをテーブルに追加しておく。(例えば、dtb_productsにcomment7などを追加していた場合、PSQLのインポートでは、そのデータを入れるカラムがまだないので、作成しておかなくてはいけない)

その5)

PSQLでは、VIEWを使用してテーブルから値をあらかじめ集めておくことで表示のパフォーマンスをあげている。上記のようなカスタマイズでMSQLのテーブルにカラムを追加していた場合、そのデータをEC-CUBEで表示させるならVIEWにも修正が必要になる。(例えば、上記携帯用コメントcomment7は、携帯ページで表示させるので、それを読み込んでいるVIEWにもデータがなくては表示エラーになってしまう)

今回は、

  • comment7→携帯ページ用商品説明文を入力&表示させている。
  • shop_comment1→商品登録時に店舗のメモを格納しているが管理画面で確認するだけでフロント表示はしない。

となっているので、

  • vw_product_class
  • vw_products_allclass
  • vw_products_allclass_detail
  • vw_products_nonclass

の4つのビューに、それぞれ、値を足すことにする。

  1. vw_product_classは、マスター的な役割をするので、comment7もshop_comment1も追加する
  2. vw_products_allclassには、comment7のみ追加
  3. vw_products_allclass_detailには、comment7のみ追加
  4. vw_products_nonclassには、もshop_comment1も追加する

vw_product_class以外には、shop_comment1のほうが必要かどうかちょいとあいまい。なくてもいいかもしれない。(エラー出たときに足せば・・・)

やり方。まず、左メニューからビューのvw_product_classを選択。ページの右上のほうのタブメニューからエクスポートを選択。
まずは、ダウンロードを選んで、一旦ローカルにビューのデータをバックアップ。その後、表示でファイルを開く。L18あたりの、 t6.comment6,の後ろに、 t6.comment7, t6.shop_comment1,を追加。ソースをドラッグ&コピー。

phpPgAdminへ戻り、左メニューのビューをクリックして、表示されるビューの一覧から、vw_product_classのテーブル内の「破棄」ボタンをクリックして、vw_product_classビューを破棄する。

画面の上の方のデータベース名をクリック。
SQLタブをクリックして、フォームに修正後のソースを貼り付けて、実行。

phppgadmin4

これで、新しく修正されたビューが再生成される。「レコードが見つかりません」と表示されればok。残りのビューについても同様に繰り返す。

vw_products_allclassは、t5.comment3, の後ろにt5.comment7,を、t1.comment3, の後ろにt1.comment7,を追加。

vw_products_allclass_detailは、t3.comment3, の後ろにt3.comment7, を追加。

vw_products_nonclassは、 t1.comment6, の後ろに、t1.comment7, t1.shop_comment1, を追加。

これでOK。

最終テストを行うので、新EC-CUBEから、/data/install.php以外のデータを一旦削除し、本番のec-cubeのソースをこちらにコピーしてくる。これで、本番の環境と同じプログラムでDBのみPSQLの環境ができたことになるので、データが正しく移行されて、表示されているか確認。

動作に問題がなければ、本番のec-cubeの/data/install.phpの接続データベースをPSQLの情報に変更して、接続するDBを入れ替えて完了。テストの段階で、PHPソースなどを変更しなければならなかった場合は、本番にもそれらを反映する。

以上。書いてると長いけど、慎重にやれば、作業自体はそれほど難しくはない。

WORDPRESSのプラグイン:カスタムフィールドを使いやすくカスタマイズ!

カスタムフィールドのGUIを使いやすくして、CMSとしても利用しやすくするプラグイン2つ。

ベースのプラグインは同じものから、独自仕様を追加したりカスタマイズしたものなので、使いやすい♪

それぞれに特徴があって、1つは、共通フィールドと投稿ごとのフィールドをそれぞれ追加できる「Custom Field GUI Utility」(※2009/2/6時点の最新アップデート版はこちら。)

もうひとつは、ページテンプレートとして、いくつかのパターンを追加でき、また、プラグインの設定画面から一括設定が可能な「Custom Field Template」。こちらは、よりCMSっぽいことができる。