カテゴリー: ECサイト向け

『OpenCart』にSSLを導入する、、、前にSSLについてもごもご言っとく。

ネットショップに必要なSSL。クレジットカードとかフォームに入力した個人情報とかを安全に暗号化して送る、あのシステムですね。
SSLについては、前にも書いたことあるけれど、年月も経ってるので、取り敢えず、OPENCARTへの導入方法とちょい説くらい書いときます。

SSLは、基本的には、普通にWEBサービスをやってるサーバであれば、導入できます。
というのは、これは暗号化技術なので、例えウチのヘボサーバであっても、SSLの設定をすれば、暗号化された情報の送受信が可能だからです。

で、巷で、SSL、SSL買わなきゃ、とワイワイ言うのは、要は、「SSLの証明書」を買うということ。
簡単に言うと、自分のサイトで、SSL暗号化技術が使用されており安心ですよ、ということを、第三機関から、証明してもらう、ということなんですね。

で、どういう事をするかというと。

自分のWEBサイトを公開しているサーバ内に、SSL技術を設定して、(証明機関への)リクエストキーを発行する

リクエスト機関では、SSL暗号化が出来ているかをチェックして、承認キーを発行してくれる

承認を受けたキーを自分のサーバに証明書として入れて、○○機関からチェックと承認を受けましたよ、という証明のマークなどをもらう

こんな感じ。

で、有名なベリサインとか高価なSSL証明は、サーバにSSL技術が導入されているかだけじゃなく、そのWEBサイトを運営している会社や個人が実在している信頼できるところかとか、そういう事まで含めてチェックして証明書を出していたり、SSLの中でも高度な暗号化セキュリティにまで対応してたり、はたまた、もし暗号化されているはずの情報がどこかのハッカーなんかによって漏れてしまった時に、その顧客と会社の損失を保険として保証してくれる金額が大きかったり、というようなところで、サービスや金額に差があるわけです。

ざっくり言うと、SSL自体はどこも基本技術は同じで、それに付いてくる付加サービスや承認の手間などで、証明書を発行する価格が違う、ということですね。

なので、プロとしては、信頼度や色んなリスクのことを考えて、お客様にご提案させていただくのは、まずは、ベリサインです、はい。ブランドですから。業界スタンダードですから。他とはやっぱり違います。

えー、じゃあ、安いのでいいじゃん!

とか、思った、アナタ。。。

正しい!(ある意味)

ただし、ちょっと面倒な話だけど、SSLの証明は、一般ユーザ(つまり買い物してくれるお客さん)のパソコンのブラウザに、今度は、その証明を発行する機関をチェックするキーファイルが予めインストールされていて、そのキーと照合して、ちゃんとしたところが証明したSSLの証明書かどうかチェックする仕様になっています。
だって、怪しい機関が勝手に証明したって意味ないですからね。
SSL証明そのももは、自分で発行することもできますからね。(いわゆるオレオレ証明っていうやつです;)

そこで、ベリサインやブランドのある証明機関であれば、SSL証明のチェックキーが、多くの種類のブラウザや携帯電話端末などにプリインストールされているけど、有名でないところや小さい安いところは、対応される端末やソフトが少なくて、WEBページを開いたときに、安全性の証明のないページです!みたいな警告がでて、あっさり接続表示できなかったり、してしまいます。
見たことありますよね?そういうセキュリティの警告画面。あれ、ビビリますよね???

なんで、節約はいいですが、ケチケチせずに、対応範囲の広い証明を持っているSSL証明書を選んで購入しましょう~♪

選択のポイントは、
・SSL証明の大元になる「ルート証明」というものが、対応しているソフトや端末が多い
・そのなかでも、特に2~5年前くらいまでの人気機種の携帯や現在の最新機種、スマートフォンなどに対応している
というようなところです。
この辺もベリサインであれば、およそクリアしています。
後セコムなんかも結構対応範囲広いですね。

あとは、予算と、自分が対応させたい範囲(一般的なPCブラウザだけでいいのか、AUは必要かドコモは必要か、ソフトバンクは必要か、どれくらいの機種まで必要かなど)に照らし合わせて、採用するものを選択、これでOKです。

んじゃあ、とりあえず、今回は、独自のSSL証明書を、OPENCARTで作ったショップのドメインに対して導入するので、メジャーな携帯端末とスマートフォンに対応してくれて、比較的リーズナブルで、というようなところで、探して。
購入してインストールしていきます。
会社によって、設定画面とか手順がちょっとずつ違うけど、およそやることは一緒なんで、良かったら、参考にしてくださいね。

じゃあ、次のエントリーで。(あ、後、昔のエントリーにももう少し詳しくSSLについて書いてます)

『OpenCart』にPAYPALの支払い設定をする

支払いオプションとしては、今後日本国内でも増えていくと思われるPAYPALの支払い設定をします。
簡単にメリットを言うと、、、早く決済できて、顧客・ショップともに負担が少ない、ということでしょうか。

PAYPALを利用するメリット

PAYPALは、クレジットカードなどの支払いが可能なグローバル決済サービスで、決済は暗号化されたPAYPALのWEB処理バックグラウンドで行われますので、ショップ側では、クレジットカードなどの個人情報を扱う必要がなく、顧客・ショップともに安心。

また、国際取引の場合でも、国際間の銀行振込や他のクレジット決済サービスに比べ、処理手数料が安く小規模のショップや個人でも利用しやすい。(クレジット決済を利用しても、月次のアカウント維持費やトランザクション手数料、初期設定費などが不要。売上の有ったときのみ、決済手数料として、3.5~5%程度の費用が掛かるのみ)

決済から口座への入金まで最大2ヶ月、3ヶ月と掛かってしまう国内の他サービスに比べても、決済された代金への口座入金速度が早い。

では、PAYPAL側の設定から始めます。

PAYPAL決済を利用するための前準備

前提として、PAYPALのWEBサイトでアカウントを開設し、認証しておいてください。
認証は、利用者が正しいユーザである事を確認するために、登録したクレジットカードへPAYPALから一旦200円の課金をすることで承認をします。支払った200円は、後日返金されますので、画面の案内に従って、返金手続きをしてください。(多分メールでも案内来たと思う・・・)
新規で登録するなら、メールアドレスは、ショップで利用するものにしておくといいと思います。

さて、では。
今回設定する範囲は、ショップ(OPENCART)で、顧客がPAYPAL支払いを選んだ場合に、PAYPAL経由で支払いを済ませ、完了後、ショップのWEBサイトに自動的に戻ってくる、というところまでです。
では、設定します。

PAYPALのWEBサイトへログインして設定準備を済ませる

  1. 先にPAYPALの画面にログインして、上部のメインメニュータブから「マイアカウント」→「個人設定」をクリック。
  2. 左のサブメニューで「販売ツール」をクリック。「オンライン販売」の項目の中の「ウェブサイトの設定」で右側の「更新」リンクをクリックして設定画面に進みます。
  3. OpenCartのWEBサイトのドキュメンテーションに説明してあるように、下記の通り設定項目を編集していく。

    ・ウェブ ペイメントの自動復帰 →オン、復帰URLに自ショップのURL(http://www.○○○.com)を入力
    ・支払いデータ転送(オプション)→オン(※後でIDトークンが発行されます)
    ・暗号化ウェブ ペイメント →オフ
    ・PayPal アカウント オプション サービス →オン
    ・連絡先電話番号 →オン(オプションフィールド)
    ・エクスプレス チェックアウトの設定 →いいえ
    上記完了したら、「保存」ボタンをクリック。オプション項目を変えたい場合は、適宜ご自身の希望にあうものへどうぞ。
  4. 1つ前の画面から(=2.の画面:「マイアカウント」→「個人設定」左のサブメニューで「販売ツール」をクリック。)今度は2つ目のメニューグループ「支払いとリスク管理」の「即時支払い通知」の右の「更新」リンクをクリック。
    [即時支払い通知(IPN)]の画面になりますので、「設定を編集」ボタンをクリック。
    ・通知url →自ショップのURL(http://www.○○○.com)
    ・IPNメッセージ →IPNメッセージを受信する(有効)
    として、保存します。以上です。
  5. ※「ウェブサイトの設定」で発行されたIDトークンは確認できたら、どこかにメモするかテキストファイルなどにコピーして一時保存しておきます。後でOPENCART側の設定で使用します。
  6. 最後に一応言語設定をします。同じく1つ前の画面から(=2.の画面:「マイアカウント」→「個人設定」左のサブメニューで「販売ツール」をクリック。)一番下の方の「その他の販売ツール」から「PayPalボタンの言語コード化」リンクをクリック。「詳細オプション」ボタンをクリック。エンコードをUTF-8に変更して保存します。

OPENCARTの管理画面へログインしてPAYPAL支払いの設定をする

  1. 管理画面にログインして、上部のメインメニューから「拡張機能」→「支払い設定」画面へ。「Paypalスタンダード」(真ん中くらい)の「インストール」リンクをクリック。「変更」というリンクが追加されるので、クリックして編集画面へ。
    ※「PayPal Website Payment Pro」はアメリカのサービス、「PayPal Website Payment Pro (UK)」はイギリスのサービスなので、日本では、「Paypalスタンダード」を選びます。
  2. 各項目の設定をします。

    ・Eメール: →PAYPALに登録のメールを入力(支払いの認証に使われます)
    ・PDT Token: →PAYPALで発行されたトークンIDを入力
    ・Sandbox モード(テストモード): →いいえ
    ・トランザクション(承認と回収): →AuthorizationまたはSaleを任意に選択。
    ・ゲオゾーン: →PAYPAL支払いを使用する地域を選択。特に限定する場合は、ジオゾーンの編集(システムまニュー内)からPAYPAL支払い用地域を作成しておきます
    ・ステータス: →有効
    ・表示順位: →任意の支払い方法選択画面での表示順番
    ・Debug Mode: →テスト時にはエラー原因がわかるので有効にする。実運用時には無効でも構わない
    ・取引ステータス(Completed): →処理完了
    ・取引ステータス(Pending): →未処理
    ・取引ステータス(Denied): →処理を拒否
    ・取引ステータス(Failed): →処理失敗
    ・取引ステータス(Refunded): →返金処理中
    ・取引ステータス(Canceled Reversal): →キャンセル取り消し
    ・取引ステータス(Reversed): →逆処理
    ・取引ステータス(Unspecified Error): →処理失敗
    ※通常の処理を選択しています。自分が特に違う処理をさせたい場合は、任意で設定を変更してください。
    保存して終了。

※PAYPALのトランザクション処理のステータス項目の説明を見たい場合は、こちらのサイトで確認できます。(英語です)
https://www.paypalobjects.com/en_US/vhelp/paypalmanager_help/transaction_type_codes.htm

OPENCARTからPAYPAL支払いができるかテストする

PAYPALのサイトでサンドボックス(テスト環境)の準備をする

こちらのPAYPALサンドボックスの利用方法を見ながら、作業します。
https://www.paypal-japan.com/business/sandbox.html

  1. PAYPALのサンドボックスサイト(http://developer.paypal.com/)へアクセスし、テストアカウントの登録をします。
    ページ中央下の「Sign Up Now」ボタンをクリックし、表示されたフォームに順に入力していきます。
    普通に受信可能なメールアドレスでテスト用のアカウント登録してください。
    ただし、ここはテスト環境です。本番サイトほどしっかりとはセキュリティは守られていないと考えるほうがいいでしょう。
    ですので、セキュリティ上、PAYPALで実際の支払いやビジネスに使用するメアドは利用しないでください
    登録したメルアド宛にPAYPALからアカウント確認メールが届きますので、リンクをクリックしてアカウントの承認を行ってください。
  2. 注文テストを行うには、購入者(=BUYER)用の一般アカウントと販売者(=SELLER)用のビジネスアカウントが必要ですので、そのそれぞれのダミーアカウントを作成します。
    では2つのダミーアカウントを順に登録していきます。
    ページ真ん中より少し上の、「Create a preconfigured buyer or seller account」をクリックします。
  3. 1つめの、SELLERアカウントを作成します。

    ※ダミーですので設定内容は任意で構いません。クレジットカードのトランザクションテストを行うので、カードは何か選んでおきます。また、ここで登録するメールは、ダミーが作成されますので、先ほど登録したサンドボックス用のアカウントで使用したメアドでも構いません。下の「Create Account」ボタンをクリックして保存します。
    ※画像がBUYERになってますが、SELLERを選択してください。間違えても、もうひとつも後で作るので、気にしなくてOKです。
  4. 登録できたら、こんな画面になりますね。作成できたアカウントがリストになっています。(1こだけ)
    ビジネスアカウント(ダミー)が作成できました。
  5. 画面中央右上の「Preconfigured」リンクをクリックします。
    次に表示されるページで、先ほどと同じ要領で、次はパーソナルアカウントを作成します。次のページで表示されるダミーアカウントは、合計2つになりました。
  6. 一覧表の下のオレンジの「Enter Sandbox Test Site」ボタンをクリックして、サンドボックスのテストページを開きます。見慣れたPAYPALの本サイトと同じようなインターフェイスのページが表示されましたでしょうか。まずは、ビジネスダミーアカウントの方でログインしてみてください。

PAYPALのSANDBOXテストサイトでビジネスダミーアカウントの設定をする

  1. 先にPAYPALの本サイトで登録したように、「マイアカウント」→「個人設定」タブへ進み、「販売の設定」メニューグループの中から「ウェブ ペイメントの設定」リンクをクリックします。(本サイトの表示とは少し見栄えが違いますが、機能は同じです。)
  2. 先に本サイトで設定したのと同じように設定し、保存できたら、IDトークンが発行されますので、メモまたはテキスト保存しておきます。

OPENCARTの管理画面でPAYPAL支払いの設定をテスト用に変更する

PAYPALのテストが出来るように、ショップの管理画面で一時的にテスト用の設定に情報を変更しましょう。

  1. OPENCARTの管理画面から先ほど編集した、支払方法設定の「PayPalスタンダード」→「変更」へ進みます。
  2. E-メールアドレスを、PAYPALのテストアカウントで発行したダミーのビジネス用アカウントに、PDT TokenをテストサイトのIDトークンに、変更します。Sandbox モード(テストモード)を「はい」にして、念のため、Debug Modeも「有効」にしておきましょう。保存します。
  3. ※本番用のIDトークンなどは、どこかにテキストデータで保存しておいたほうがいいかもしれません。テストが完了したら、本番のデータに戻しますので。

OPENCARTのショップ画面から実際にテスト購入しPAYPAL決済ができるか試す

いよいよ自分が購入者になって、商品を、PAYPAL決済で買ってみます。

  1. OPENCARTのフロントショップ画面にアクセスし、何かの商品を購入手続きしてみてください。支払いの画面で、白灰方法にPAYPALを選択します。
  2. OPENCARTで入力するEメールは、実際に送受信できるメアドで登録します。
  3. PAYPALの支払画面につながりますので、そこで入力するPAYPALの(テスト)アカウントログインのメアドは、先ほど、テスト用に作成したBUYER用のパーソナルアカウント・メールを入力し、ログインします。
  4. 支払いが完了できたら、OPENCARTの、購入完了ページに表示ページが戻ってくるかまでを確認して下さい。

PAYPALの画面(サンドボックス)で売上が正しく受信処理できているか確認する

最後に、再び、PAYPALのテストサイト(サンドボックス)に戻り、

・SELLERアカウントでログインして、売上が計上されているか、処理は意図したとおりになっているか
・BUYERアカウントでログインし直して、自分が支払った情報が計上されているか

チェックしてください。
追加で利用したいサービス(例えば請求書の発行など)やオプションの設定、オーソライゼーションの処理なども試すことができます。

さらに、サンドボックスのテストアカウント設定画面(テストアカウントを作成した画面)からは、左メニューの「Test Email」メニューで、購買時に、顧客(BUYERアカウント)と店舗(SELLERアカウント)の両方にPAYPALから送信されるそれぞれのメールの内容を確認することもできます。

これで、OPENCARTでPAYPALの支払いが設定できました。
テストが完了したら、公開前に、OPENCART管理画面でテスト用に変更した設定を元の本番用に戻します。
※こういった設定のうちPAYPAL側での設定は、EC-CUBEなどもほぼ共通です。良かったら試してみてください。

PAYPALのサンドボックスでは、その他のAPIなどもテストできますが、今回はここで。

『OPEN CART』のインストール方法

先に紹介した、イギリス発の高機能多言語ECシステム、『OPEN CART』をインストールします。
一応初心者対応(本当の初心者は触っちゃダメよ!)バージョンです。
細かい細かいところまでは書いていませんが、簡単インストールですので、WORDPRESSなどをインストールしたことがある方なら、問題ないと思います。

現在、最新バージョンは、1.4.9ですが、1.5RC(テストリリース)も利用できます。

こちらは、日本の有志のサポートサイトで、日本語翻訳版がダウンロード可能です。
http://www.opencart.jp/

特に特殊な環境は必要ありませんが、MYSQLデータベースといくつかのPHPモジュールなどが必要になりますので、事前にインストール環境のチェックをしておきます。

んでは、始めます。

1)インストール環境をチェックします。

[動作環境]

※インストールする予定のレンタルサーバ会社に確認して下さい。大抵はサービスのホームページなどに記載があります。

  • Apache or Windows IIS(WEBサーバ)
  • PHP 5以上
  • MySQL
  • SSLが利用出来る(※共有SSLは使えませんので、クレジットカードなどの情報セキュリティのために、SSL暗号化を利用したい場合は、専用のSSL証明書がインストールできるかどうか確認して下さい。SSLを使わないまたはテストしたいだけなら不要です。)

[動作環境](必要モジュールなど)

※こちらもインストールする予定のレンタルサーバ会社に確認します。または、すでに契約しているサービスであれば、PHPINFOで確認(※下に方法を記載します)することができます。

  1. php.iniの設定
    ・- Register Globals: Off
    ・- Magic Quotes GPC: Off
    ・- File Uploads: On
    ・- Session Auto Start: Off
  2. PHPの拡張モジュール
    ・- MySQL: On
    ・- GD: On
    ・- cURL: On
    ・- ZIP: On

無料サーバなどでも、比較的合いますし、ロリポップ、さくらなどメジャーなレンタルサーバでも大丈夫かと思います。

PHPINFOでのPHP拡張モジュールの確認方法
秀丸などのテキストエディタで、

と1行だけを記載して、UTF-8エンコードで「phpinfo.php」という名前をつけて保存します。
ファイルをサーバの公開領域に保存します。
ブラウザから、ファイルを開きます。
http://www.○○○.com/phpinfo.php →保存したファイルのディレクトリ


こんな感じで一覧表が出てくればOK。
この中で、上記の必要モジュール(MySQL・GD・cURL・ZIP)が全て「enable」となっているか確認しておいてください。

2)『OpenCart』インストールパッケージをダウンロードして解凍します。

大抵の方は日本語版を利用すると思いますので、http://www.opencart.jp/の右上のダウンロードボタンをクリック。ダウンロードが始まります。
ローカルマシンのわかり易い場所に保存できたら(マイドキュメントのダウンロード・フォルダなど)7ZIPなどの圧縮解凍ソフトを使用して解凍します。

3)パッケージをFTPでアップロードする

サーバにFTPで接続し、解凍したフォルダ内の/upload/フォルダの中身だけをWEBの公開領域にアップロードします。

4)MYSQLデータベースに、OpenCart用のデータベースを作成する

MYSQLの使えるレンタルサーバであれば、たいてい「phpMyAdmin」(ブラウザからデータベースを操作するソフト)がインストールされていると思うので、契約しているサーバサービスのユーザー画面から、phpMyAdminへのアクセス方法を確認して、ログインし、
新しいデータベースを作成するメニューで、適当な名前をつけたDB(仮にopencart_dbとする)を作成し、ユーザ名とパスワードを設定する>ダウンロード(※サーバによっては、決まったidとpwを与えられる場合もある) インストール時に必要なので、ID、PW、データベース名は、メモしておきましょう。

5)インストールする

インターネットエクスプローラ、ファイアーフォックスなどのブラウザソフトで、保存したinstallディレクトリを開きます。

http://www.○○○.com/install/

インストーラが起動して、インストール画面が開きますので、後は、画面の指示に従って、必要な設定を入力しながら進めていくだけです。

  1. STEP1:「ライセンスに同意します」にチェックを入れて、「続ける」
  2. STEP2:システム環境のチェックを受ける。全てのステータスが緑色にチェックされていれば、問題ないので、「続ける」で次へ。
    どこかが赤くなっていたら、確認して必要な環境を整える。
    ・1つ目のブロック=php.iniの設定→php.iniファイルを編集して該当する属性の値を修正
    ・2つ目のブロック=PHPの拡張モジュールのどれかがない→必要なモジュールのインストールされているサーバに変更してください。
    ・3つ目のブロック=赤くなっている項目のファイルまたはディレクトリを、FTPから、画面で指示されているとおりにパーミション変更します。777または755でも大丈夫かと思います。
    できたら、再度ページを読み込み直して、全てのチェックが緑に変わったら「続ける」
  3. STEP3:MYSQLデータベースの接続情報と、OpenCart管理画面へのアクセス管理者名とパスワード、メールアドレスを入力して、「続ける」
  4. 問題がなければ、インストールが完了します。FTPで、/install/フォルダを削除したら完了です。ブラウザで管理画面とフロント画面を見てみてください。
  5. 例えばMYSQLの接続情報が間違っているなど、インストールに問題があれば、表示されますので、指示に従って変更・修正をしてください。不明なことやおかしなことがあれば、フォーラムで質問してみましょう。

おわり~。
無事インストールできましたでしょうか?

SSLは、インストールの必須条件ではありませんが、ECサイトでは、顧客の個人情報や支払情報(クレジットカードなど)を扱います。
試用してみたり、インストールして評価したいだけなら、不要ですが、実際の運用をするつもりであれば、レンタルサーバを借りる時から、SSLの独自証明が使用できるかどうか、しっかり確認してからインストールしましょう。

大切です。

『OPEN CART』のアップデート(1.4.7→最新版へ)

『OPEN CART』をインストールしてみました。

多言語化対応ですが、色々な国の地域配送、言語、通貨など、対応範囲も広く、アレンジ次第で結構なECサイトを作成できそうな様子。
細かいところは、もう少し具体的な操作をしてみないとわからないので、後で、このキビシイ目(笑)でつぶさにチェックしてみたいと思います!

さて。インストール手順は簡単で、共有サーバにも問題なくインストールできました。
LIVE COMMERCEに打ちのめされ、夜中に朦朧としながらインストールしたので手順を記録するのを忘れました;(次にインストールするときに書きたいと思います。)

ところで、日本の方が公開されている有志のサポートサイトを見たところ、そこで公開されている日本語版のダウンロードは安定版の、Var.1.4.7となっており、最初にそれを入れたのですが、本家サイト(英語)を見てみると、1.4.9が出ていて、1.4.7はおよそ1年前のパッケージでした。
そこで有志サイトのフォーラムに行くと、、、ありました;1.4.9日本語版。ご尽力、ありがとうございます!
まだテスト段階みたいでしたので、人柱になることにしました(笑)

1から入れなおしてもいいのですが、旧バージョンからのアップデート方法に関する情報が見当たらなかったので、アップデートにすることにして、手順をここで書いておきます。
(英語版も共通です)

のちに示すアップグレード(アップデートだよね?これくらいの場合は。アップグレードって書いてあるのでこの後統一します。)には、アップグレードスクリプトで対応されます。
ただし、旧バージョンのOpenCart v1.3.2以前のバージョンを使っている場合は、最初にそのバージョンまでアーカイブを拾ってきてアップグレードしてから、OpenCart v1.3.2まで出来れば、アップグレードスクリプトを動かすことができます。
多分そんな前のを使っている人は、これを見ている人の中にはいないでしょう、という前提で、この辺はあっさりスルーしておきます。

  1. 最初に、サーバに後悔している、すでにインストールされた旧バージョンの『OPEN CART』、今回の場合は、1.4.7をFTPでローカルマシンにガサッと一式ダウンロードして、バックアップしておきます。
  2. 次に、アップグレードバージョンの、「/config.php」 と「/admin/config.php」の2つのCONFIG.PHPファイル以外のファイル一式をサーバにアップロードします。
    ホームページからダウンドーロしてきて解凍したパッケージのフォルダ内の「upload」フォルダの中身ですね。
  3. 1.4.0よりも古いものからアップグレードする場合は、CONFIG.PHPファイルの下記の4行を削除します。

    //HTTP
    define('HTTP_SERVER', 'http://www.mysite.com/');
    define('HTTP_IMAGE', 'http://www.mysite.com/image/');

    // HTTPS
    define('HTTPS_SERVER', '');
    define('HTTPS_IMAGE', '');

  4. インストールされている全てのバージョンで、「/admin/config.php」ファイルのHTTPSに関する記述部分が、きちんと埋まっていることを確認して下さい。SSLを使用せず、HTTPアクセスしかしないサイトの場合も同様です。

    // HTTPS
    define('HTTPS_SERVER', 'http://www.mysite.com/admin/');
    define('HTTPS_IMAGE', 'http://www.mysite.com/image/');

  5. ブラウザから「http://www.yourstore.com/shop/install/upgrade.php」へアクセスします。
  6. およそ10秒でアップグレード完了(またはエラー!)メッセージが表示されます。
    エラーが出たらフォーラムに報告してちょ!と言っています。(だよね。笑)
  7. ブラウザのクッキーはクリアしてから、管理ページにアクセスしてください。(Ctrl+5キーでブラウザの画面をリロードできます)
  8. 管理画面から、管理者おログインし、ユーザーの権限をチェック、編集、新しいモジュールを利用可能にします。
  9. 同じく管理画面のシステム設定でひと通りの設定を確認し、追加すべきところ、変更すべきところは編集・保存します。
  10. トークンエラーが出る場合は、無視する
    トークンを選択してチェックを入れます。(エラーが特にない場合はそのままでOK)
  11. フロント画面にアクセスし、画面をリフレッシュしてから、閲覧チェックして、問題なければOK

※エラーがでた場合。(よくあるエラーと解決方法)
1) “Undefined method https…”(HTTPSが定義されていない)
→カスタムモジュールを1.4.1より新しいものにアップデートし、URLクラスの利用を取りやめます。
2)”Invalid Token Session”(トークンセッションが正しくない)というメッセージと共に、管理画面のログインページにリダイレクトされる
→カスタムモジュールを、1.4.8までアップデートし、新トークンセキュリティを使用する。さらに先述したように、管理画面のシステム設定から無視するトークンをチェックして保存する。(=エラーが出てしまうものを無視する)
3)アイテムがカートに追加できない。
→商品の設定で、重さと長さのクラスが正しく設定されていない(登録がない)、またはどれかの言語ファイルが不足しているなどが主な原因。言語ファイルに、重さ、長さのクラスを置き、商品のIDが正しく登録されているかも確認する。商品の登録状況を管理画面からチェックして再登録すれば、たいていはこのエラーは改善される。

するっとアップグレード完了♪
ストレスレスです。(まだ商品登録とかしてないから???笑)

『OPEN CART』高機能が嬉しい!イギリス発の多言語ECシステム

OpenCart (http://www.opencart.com/index.php?route=common/home)

イギリスで開発されたオープンソースの多言語対応ショッピングカートシステム。

最近日本でもユーザサポートが開始されるなど、注目。
なんと言っても、インターフェイスがカッコイイ!!

まだ日本語の情報が少ないので、ブログでも使った感想など書いていこうと思いマス。